Circle、USDCへのアクセス拡大に向け40市場をターゲットに
Circleは、東南アジア、ラテンアメリカ、アフリカ、中東の新興・発展途上市場約40カ国でUSDCへのアクセスを拡大する計画だと、ジェレミー・アレールCEOが10月16日に明らかにした。同社は対象国を公表しておらず、展開時期も定めていない。
この計画は、CircleがBinanceとの間で更新した5年間の販売提携契約を基盤としている。BinanceはCircleに1億ドルの戦略的投資も行った。Circleが提案しているシンガポール拠点のTazapay買収が実現すれば、60社を超える銀行・フィンテックのパートナーや、100超の市場における決済チャネルが加わる可能性がある。この買収は引き続き契約条件と手続きに従う必要があり、Circleはどの市場でUSDCが利用可能になるかを確認していない。
2026年第2四半期末のUSDC流通額は733億ドルで、前年同期比19%増だった。四半期のオンチェーン取引高は151%増の14.8兆ドルとなった。Circleの透明性ページによると、10月12日時点の流通額は727億ドル、準備金は730億ドルだった。これらの数字は事業拡大の背景を示すものの、対象市場からどれだけの取引が生じているかは示していない。
Neutral
この拡大により、流通網が広がり、現地の決済手段へのアクセスが向上すれば、USDCの長期的な実用性と普及が後押しされる可能性があります。ただし、発表では確定した開始日、対象国、決済ルートは示されておらず、提案されているTazapayの買収もまだ完了していません。こうした不確実性により、直ちに取引の katalyst となる可能性は低くなります。USDCは1ドルとのペッグを維持するよう設計されているため、普及拡大は市場価格よりも流通量や利用状況に影響する可能性が高いでしょう。短期的には、トレーダーが価格への直接的な影響をほとんど感じない可能性があります。長期的には、実行が成功すれば決済分野におけるUSDCの地位が強まる可能性がありますが、ペッグと準備金への信頼が維持される限り、トークン価格への影響は限定的にとどまると考えられます。