Extended、1億2,000万ドル規模の無期限先物取引所をCircleのArcに移行
ExtendedはStarknetからCircleのブロックチェーンArcへの移行を完了し、約1億2,000万ドル相当の預かり資産総額(TVL)を移しました。ExtendedのArcへの移行は2026年10月22日に行われ、取引はすでに開始されています。移行中、入金と出金は一時停止されましたが、未決済ポジションと注文はそのまま維持されました。
Arc上でExtendedは、ネイティブUSDCと、Circleが発行するビットコイン担保型資産cirBTCを担保として受け入れるようになりました。USDTとwBTCには対応していません。対象となる保有者は10月21日までにこれらの資産を出金または交換する必要があり、ETH残高は自動的にwETHへ交換されました。Arcは1秒未満のファイナリティ、USDCで支払うガス代、そしてブロックチェーン間でネイティブUSDCを送金するためのCircleのCross-Chain Transfer Protocol(CCTP)へのアクセスを提供します。
Extendedは今回の移行を、Circleとのより幅広い提携に向けた第一歩と説明しました。移行したTVLが増加するか、ビットコイン担保としてcirBTCが普及するか、そして提携が次に何をもたらすかが、トレーダーの注目点となります。
Neutral
この移行はExtendedユーザーにとって運用上重要ですが、それだけで暗号資産市場全体の明確な方向性を示すものではありません。未決済ポジションと注文を維持したまま取引が続き、約1億2,000万ドル相当のTVLがArcに移されました。これは取引所の運営継続を支えるものであり、入金と出金の短時間の停止もすでに終了したようです。
短期的には、活動がArcへ移る中で、トレーダーは流動性、スプレッド、資金調達率、入金や出金に支障が生じていないかを注視する可能性があります。担保の選択肢がUSDCとcirBTCに限られ、USDTとwBTCがサポートされないことで、個々のユーザーの担保選択や流動性に影響する場合があります。ただし、この移行だけでは、暗号資産価格や市場全体のリスク選好の変化を示すものではありません。
長期的には、デリバティブ取引所によるArcの採用が、Circleのネットワークの利用やCCTPを介したネイティブUSDC送金を後押しする可能性があります。その影響は、TVLと取引高が伸びるか、トレーダーがcirBTCを採用するか、Circleとの提携からさらなる製品が生まれるかによって決まります。これまでの取引所やブロックチェーンの移行と同様、移行が円滑に実施されればプラットフォームへの信頼が高まる一方、技術的な問題や流動性の低下はユーザーの活動を損なう可能性があります。ここではそのような長期的な混乱は報告されていないため、中立的な評価が妥当です。