Phantom、米国ユーザー向けにKalshiの予測市場を追加
Phantomは、米国の利用資格を満たすユーザー向けにKalshiの予測市場を開始し、暗号資産ウォレットに規制対象のイベント契約を追加した。新しい「Predict」タブでは、暗号資産価格、スポーツ、政治、経済、文化に関する契約を取引できる。一部のビットコイン契約は15分ごとに決済される。取引資金には、CASHステーブルコイン建てのPhantom Cash、または対応するSolana資産を利用できる。本人確認、口座管理、取引執行、決済はKalshiが担当し、Phantomはインターフェースを提供する。利用可否は州や市場カテゴリーによって異なり、ミシガン州、ネバダ州、ワシントン州では一部制限がある。
今回の開始は、3月にCFTCが条件付きで執行措置を見送ったことを受けたものだ。規制上の不確実性はなお残る。CFTCは、Kalshiの契約に異議を唱えたユタ州を提訴しており、連邦のデリバティブ規則と州の賭博法をめぐるより広範な対立の一環となっている。Kalshiによると、10月27日までの30日間における暗号資産契約の取引高は108億ドルで、前期比19.6%増だった。別途、2026年の総取引高は10月下旬までに2,910億ドルを超えたと報告されている。PhantomとKalshiの連携は予測市場へのアクセスを広げるものだが、それ自体が暗号資産価格の変動を示すわけではない。
Neutral
Phantom-Kalshiのローンチは、BitcoinやSolanaの供給、需要、ファンダメンタルズを直接変えるものではないため、直近の価格への影響は中立的とみられます。短期的には、ウォレットからのアクセス拡大によってイベント契約への関心や取引が増える可能性がありますが、それが必ずしも現物市場での買いにつながるわけではありません。規制をめぐる対立や州レベルの制限も、普及を抑え、予測市場の活動に不確実性をもたらす可能性があります。長期的には、この連携が暗号資産ウォレットの利用拡大を後押しし、デジタル資産商品に新たなユーザーを呼び込む可能性があります。ただし、BTCやSOLの価格への恩恵があるとしても間接的であり、継続的な普及、市場環境、規制の明確さに左右されます。トレーダーは、このローンチを単独の価格上昇要因ではなく、製品とアクセスの拡充として捉えるべきです。