Trezor、CryptoBilisの購入者にウォレットが改ざんされている可能性を警告
Trezorは、2026年3月以降に元正規販売代理店CryptoBilisを通じてハードウェアウォレットを購入した顧客に対し、新しいリカバリーシードで作成したウォレットへ資産を移すよう呼びかけています。この警告は、インドネシアのマーケットプレイスTokopediaで購入されたTrezor Safe 5に、ハードウェアインプラントが仕込まれていた可能性があるとの報告を受けたものです。報告によると、この装置はリカバリーフレーズを含むウォレット画面上の情報を取得し、携帯電話網を通じて送信できる可能性があります。
Trezorはこの端末を調査しておらず、関連する損失を報告した購入者はいないとしています。同社はこの報告を信頼できるものとして扱い、CryptoBilis経由で購入したすべてのTrezorモデルを、危険である可能性があるものとして考えるよう顧客に勧めています。シードが漏えいしていた場合、別の端末で古いバックアップを復元しても資産を守れない可能性があります。顧客は販売代理店から届いた未開封の端末をセットアップせず、Trezorサポートに連絡し、フィッシングの試みに注意してください。
Trezorは2026年10月にCryptoBilisとの正式な販売代理店契約を終了しました。この警告に先立ち、同じ販売業者から購入したLedger端末が物理的に改変されていたとの報告があり、Ledgerは被害を受けた端末の1台に無許可のハードウェアインプラントがあったことを確認しました。これらの事例は、ハードウェアウォレットのサプライチェーンに伴うリスクを浮き彫りにしています。CryptoBilisで購入した顧客は、信頼できる端末を使って新しいシードを生成し、リカバリーフレーズを決して他人に共有しないでください。
Neutral
この報告はハードウェアウォレットのセキュリティに深刻な懸念をもたらしており、影響を受けた顧客が資金を移動したり、代替デバイスを購入したりする可能性があります。しかし、いずれの要約も特定の暗号資産価格への直接的な影響を示しておらず、Trezorは関連する損失の報告はないと述べています。そのため、短期的な市場の反応があるとしても、暗号資産価格全般より、ウォレット提供事業者やユーザーのセキュリティ対策に影響する可能性が高いでしょう。長期的には、サプライチェーンへの侵害が確認されれば、ハードウェアウォレットへの信頼が損なわれるおそれがありますが、入手可能な情報からは、特定のコインの価格に重大な影響が及ぶとは判断できません。暗号資産価格への予想される影響は中立です。